【雹災害は火災保険で対応可。まずは保険内容を確認しよう】
2024年4月16日の夜に兵庫県内の一部で被害が相次いだ雹災。
まずは被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。
弊社でも17日の朝からOBのお客様を含め多数の電話が鳴りました。雹が降りカーポートやテラス屋根、網戸に穴が空いたのですぐ見積もりが欲しい・・・などなど。
突然災害にあわれ、慌てるのは分かりますがまずは火災保険を確認しましょう。
雹災の場合はほとんどの火災保険で保証されています。
ご自身が火災保険に加入しているようでしたらまずは保険内容を確認しましょう。
【ここで注意!】
火災保険を受けるには、絶対にしてはいけないことがあります。
それは
火災保険会社の承認を得る前に補修工事をしてはいけません。
場合によっては保険金が下りない場合があります。
せっかく火災保険に加入しているのに慌てて補修することによって保険が受けれない最悪のパターンと言えます。
では災害にあった場合にはどうすればいいのでしょうか?
その流れを説明致します。
【保険申請の流れ】
①火災保険の保険会社又は代理店に被害の連絡をします。保険会社によりますが、おおむね損害箇所の写真や補修見積書の提出が求められます。
②上記の要請がありましたら、弊社のようなリフォーム業者に連絡し写真撮影、見積もりを取るようになります。
③写真・見積もりを提出後、保険会社の現地立会調査(外側からの目視確認等で済む場合もあります)があり、保険適用かどうか判断されます。雹災の場合は写真確認だけで現地立会を行わない会社が多いです。
④保険適用と認定されたら見積もりを元に保険金が確定します。
⑤損害発生時から3~4週間程度を目安に保険金が入金されます。
以上がざっとした流れとなります。
ここで確認したいのが、
いつから工事に着工してよいかの確認です。
今回の雹災の場合、特に多かったのがテラス屋根、カーポートの屋根の穴でした。
外構部分の被害なので早急な補修が必要と言うわけでなないのでそこまで急ぐ必要もないかもしれませんが、家の屋根や太陽光パネルの場合は雨漏りや漏電などの心配がある為に急を要することとなります。
急を要する場合は工事着手の日程を保険会社に確認し、日数がかかるようならブルーシートなどで養生する必要があります。
【保険を受け取ると、保険は消滅する?保険料は上がる?】
車の保険と同じように保険を使うと後が怖い!と思う人が多数いらっしゃいますが、結論から言いますと、今回の雹災位の保険金では消滅もしませんし保険金も上がりません。
保険会社にもよりますが、一般的に1回の罹災で受け取った金額が保険金額の80%を超えると契約が終了します。逆に超えなければ何度でも保険を使うことが出来ます。
【罹災証明書は役所で取得できます】
保険会社によっては罹災証明書を提出して下さいという会社もあります。もし罹災証明書の提出を求められたらお住まいの役所で申請してください。この時も注意が必要で勝手に工事を進めないこと。最低でも写真提出、罹災状況によっては現地立会があります。
明石市の罹災証明書はこちらをクリック!
播磨町の罹災証明書はこちらをクリック!
加古川市の罹災証明書はこちらをクリック!
ちなみに今回の雹災についてはどの自治体からも補助金や交付金はありません。
【まとめ】
罹災時にはまずは保険会社又は代理人にすぐに連絡をしましょう。
緊急を要する場合でも、最低でも罹災箇所の写真は必ず撮るようにしましょう。写真さえあれば後日保険適用をしれくれる場合もあります。一番最悪なので写真も無しに工事をしてしまうことです。こうなってしまうと保険を受けるのが難しくなります。
緊急を要さない罹災時の対応としては
保険会社に連絡後に弊社のようなリフォーム業者へ写真撮影&見積もり依頼する流れをすれば、まず問題は起きないと思われます。